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Vol.2 とはいえ、何から始めればいいのか。

公開日: : 最終更新日:2013/04/21 プロローグ ,

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周囲に新人賞をとることを宣言した翌日、さっそく問題が発生しました。

 

小説を書くと決めたはいいけれど、さて、何から手を付ければいいのか。なにせ一度も小説を書いたことがないどころか、作文すらも苦手な私なのでまったく検討もつきません

ストーリーを考えようにも、特に書きたい物語があるわけでもなく、世の中に伝えたい強いメッセージがあるわけでもない。ようするにアイデアがまだ具体的じゃないんですね。だから今すぐ何かを書き出すには、ちょっと時期相応だという気がしていました。

 

小説家はみんな、書き始める前に何をしているんだろう?

 

その時、ふいに頭に記憶が蘇ったのが、人気ミステリー作家・東野圭吾さんの言葉。
たしか何かの書籍か雑誌の「トリックのアイデアはどう生まれるか」という質問に対しての答えです。

 

“日常生活の中で感じたことを、なぜそう感じたのか考えてみるだけでいい。”

 

普通の人は日常の生活で感じたことを、感じたまま置き去りにしてしまうそうです。大事なのは、そこで立ち止まって、なぜ自分がそう感じたのかをじっくりと考えてみること。

そこを突き詰めていくと、行き着く先には小説のアイデアの根源となる、他の人がまだ気づいていない物事の本質や裏側が見えてくる。

 

東野圭吾さんの場合はミステリーなのでトリックのアイデアが中心だとは思いますが、これは他のジャンルにもすべて言えることだと思います。表面的な出来事や人の感情は、誰だって認識している。でも、その先にある本質をつかめている人は1%もいないでしょう。

そこに辿りつける人と辿りつけない人の差が、プロとアマチュア、ひいては新人賞の受賞者と落選者との違いなのかもしれません。

 

まずは、アイデアを集める。それも深く、本質的なものを。
明日からは、意識して自分の脳に向き合ってみたいと思います。

———-

私も東野圭吾さんの作品は半分くらいは読んでいると思います。
ガリレオシリーズを筆頭に、どれを読んでも外れがなく本当に面白いですよね。
一つ一つの作品の中には、きっと無数のアイデアが詰まってるはず。
まだ読んでいない作品もあるので、さっそく明日にでも買ってきて勉強したいと思います。

★東野圭吾さんの小説はこちらで確認できます

★映画公開中の「プラチナデータ」他
 個人的には小説のほうが東野圭吾さんの魅力が詰まっていて面白いと思います。

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