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Vol.22 人が読んで面白いと思う小説の条件とは

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面白い小説とは何か、という問題は、世界中の小説家にとってもっとも難しいテーマのひとつです。ところがこの問題に対してもまた、大沢さんはこのように言い切ります。

 

人が読んで面白いと思う小説の条件は、大雑把に分けて「変化を読ませる」か「謎を解き明かす」か、この二つなんです。(中略)大事なのは、純文学でもエンターテインメントでも、優れた面白い小説には必ず謎があるということです。(引用元:売れる作家の全技術/大沢在昌/角川書店)

 

謎といっても、いろいろなタイプの謎があるんですよね。ミステリーのトリックはもちろんですが、心理的な謎や、行動的な謎というものもたくさんありそうです。その謎が小説を楽しませるための核であり、これがないとお話になりません。

どんな小説を書こうか考えるときには、プロットを書き始める前に、読者にどんな謎を与えてあげるのかを、よく考える必要があるということですね。

 

私が思うに、そもそも人間なんて、相手が何を考えているかわからないのが普通であって、ましてや自分のことすら正確にわからない人の方が多い。

だからこそ人間は興味ある相手のことを少しでも知ろうとするし、自分をすら知ろうとするし、世の中のわからないことに対する好奇心を本能的に楽しんでいます。

 

小説を読むときに、タイトルやあらすじを見て「面白そうだ」とワクワクするのも、そんな本当的な好奇心がそうさせているような気がします。

 

人間の心理って、奥が深そうで、実際に深いのでしょうが、でも見方によってはすごくシンプルなんですよね。面白いです。

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