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Vol.20 一人称で自分の能力がわかる

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この本の中で最も多い指摘のひとつが、視点の乱れに関するものでした。特に、基本となる一人称の書き方についてはとても厳しくアドバイスがされています。

 

一人称にもかかわらず視点の乱れが起こり、つい「○○は真っ赤になって怒った」と書いてしまう。「○○は真っ赤になって怒っているように見えた」でなければいけないのに。「一人称一視点で書く」ことによって、自分の能力がどの程度かわかります(引用元:売れる作家の全技術/大沢在昌/角川書店)

 

素人には、最初にぶつかるとてもむずかしい問題です。なんの違和感もなく書いたつもりの文章が、実は大間違いであるということが多発してしまいます。

 

ここにあげられている例もまさにそれで、「○○は真っ赤になって怒った」なんていうのは、よほどセンスがない限り、誰しもが書いてしまうフレーズでしょう。

ひとりの主人公の視点で書いているつもりでも、二人称だったり、三人称だったり、時には神の視点までもが自然と入り込んでしまいます。

しかも、こういうものは、先入観もあいまって自分ではなかなか気が付きにくいものです。 小説仲間に読んでもらうなりして、他人に指摘してもらうのがいいのかもしれません。

 

自分が読者であるときには当たり前のように読んでいる文章でも、その一行一行には非常に多くの気配りがされていることに気が付きます。その中のひとつが、視点の問題でしょう。プロになるためには基本中の基本ではありますが、最初は過剰なほどに、意識して書く必要がありそうです。

視点の問題に関して大沢さんは、他にもたくさんのアドバイスを与えてくれています。もっともっと、勉強が必要ですね。

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